伊坂幸太郎「サブマリン」を読んだ感想

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サブマリン

単行本入手

伊坂幸太郎は作家の中で一番好きで、著作は対談本以外おそらくすべて持っていて、ムック本まで持っていて、「チルドレン」の続編ということで、「チルドレン」が一番好きな私が買わないわけがない一冊(・∀・)

感想

「チルドレン」の続編で今作は長編。

「チルドレン」は好きで4,5回読んでるけど、実家を出てから読んいないので、内容はちょっとあいまい(汗)

やっぱり陣内さんは最高ですね(゚∀゚)

武藤とのやりとりも楽しい。

「チルドレン」では人は死んでいなかった気がするから、事故といえど人を殺めた場合の家裁調査官のあり方みたいなものを垣間見れたような気がしないでもない。

とは言え、伊坂幸太郎が「でっち上げたもの」なのであくまでもフィクションって捉えるべきなんだろうね。

新たな登場人物が出てきたけど、そこまで重要な役回りでも出番でもなかった。さらに続編が出たら活躍するかしら。

目が見えなくて、盲導犬を連れている人って他の作品にも出てるっけと思ったら「チルドレン」にも出てたのね(汗)

「チルドレン」が手元にないけど、ムック本があるので調べてみました(・∀・)

伊坂作品ってわりと救済措置が取られるイメージがあるなぁと読んでいて思った。不幸だったり、悪い奴じゃないけど悪いことしたときにちょっと良いことが起きたり、結果的には良かったかもみたいな感じになることが多いような。

ミュージシャンの名前が出てくるんだけど、これは架空の人なんだろうかって聞いたことのない名前だと思っちゃうよね(笑)

今回は実在の人物でした(・∀・)

「フールプルーフ」っていうのがあるのか。人間が間違えた時に危ないことにならない仕組みですって。そんなすごい機能が今の機械には付いてたりするんだ。

だけど、工場とかで指失ったりするのはそういう機能が付いていないからなのか、そもそもそれが間違いだとシステムが思わないってことなのか、どうなんだろうね。

人がいないと思って、スイッチ押したら実は中に人がいて事故みたいなパターンだと人がいるかどうかを認識できないと無理か。。。

「チルドレン」は、確か文章が少し角ばってて読みにくいかったけど、今回は丸みを帯びていたのか読みやすかった(・∀・)

そういえば、わからないところが……。

最初タクシーの中で陣内さんが武藤に弘法大師が筆を選んでいた話をするんだけど、回想のところで(P10の冒頭)で陣内さんが武藤に「弘法、筆を選ばずって言うらしいしな」って言うと武藤が「それ、嘘らしいですよ」って答えてるのよ。

ここがいまいちわからんのだよね。武藤に嘘らしいって言われたのに、武藤に弘法大師が筆を選んでいたって言うかな。文字通りなら言ってるわけだけど、そういうことなのかしら。

まあ本も映画も受け取る側が好きに解釈すれば良いんだけなんだけどね(・∀・)

好きな台詞

「昔から、時間が和らげない悲しみなどない、と言うけどな。嘘ではない。その時間がどれくらいなのかは人それぞれなんだろうが。反対に、時間でしか解決できないことはたくさんある」

ちょっと文章弄っているというか、まとめてます(・∀・)

あらすじ

『チルドレン』から、12年。家裁調査官・陣内と武藤が出会う、新たな「少年」たちと、罪と罰の物語。

ネタバレあらすじ

人を轢き殺した少年は過去に友達を目の前の交通事故で亡くしており、その犯人に対する復讐しようとしたところ、直前で思いとどまったものの突然チワワが飛び出してき、結局他の人を轢き殺すことに。ただ、その轢き殺された人が実は犯罪者予備軍で今にも犯罪を起こしそうだったかもしれないって話。

あらすじがシンプル過ぎてあまり面白そうに見えないですね(笑)

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