伊坂幸太郎「ホワイトラビット」を読んだ感想

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単行本入手

伊坂幸太郎好きなので、新刊が出れば迷わず購入。迷わず購入する唯一の作家(笑)

感想

1月20日読了。

「レ・ミゼラブル」読んだことないけど、ちょっと読んでみたい。中学のときの国語の資料集に軽く作品が紹介されてて読んでみたいと思ったことはあるのよね。

あの名脇役黒澤が主役級(゚∀゚)

最初に黒澤が泥棒に入った家が敵の探してるお金かと思ったけど違かった。

お金どこいった?

今後の作品で出てくるかもね(゚∀゚)

あらすじ

予測不能の籠城ミステリー! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。

好きな台詞

罪のない人間なんてありえない。

迷ったり、怠けたり、罪を犯してもいいが、正しい人になれ。

海よりも壮大な光景がある。それは空だ、空よりも壮大な光景がある。それは人の魂の内部。

ちょっと文章弄っているというかまとめてます(゚∀゚)

3つ目の台詞はボンボン坂高校演劇部の単行本の合間に載ってたわんわんクンクンって4コマ漫画でそんなような台詞があるのを思い出した。というかその話はずっと心に残ってる。何かやらかしたときのいいわけとして(笑)

ネタバレ感想

黒澤が最初、勇介の名前を呼べたのはなんでだ?

再読したらわかるかな(汗)

第三の視点が語るってのは村上春樹っぽいかも。「アフターダーク」がそんな感じじゃなかったっけ。でも「レ・ミゼラブル」を意識しているみたいだから、「レ・ミゼラブル」がそんな感じなんだろうね。

トリック部分はどこかで聞いたことがあるような感じで新しさはないけど、登場人物の会話と構成の妙で楽しい一冊(・∀・)

「お父さんとは、お父さんのことだ」

母親の父親ってことにすればいいやんって思ったのは私だけではないはず。

電話は相手の予定や意思を無視し、割り込んでくる。

本当だよね。休みの日にかかって来る電話はだいたい嫌い( ゚Д゚)y─┛~~

まあほとんどかかってこないから、携帯電話要らないんじゃないかって思う時もあったり(笑)

ただ、携帯電話、スマホをみんな持ってる世の中でも女の子の家に直接電話する文化はあってもいいんじゃないかな(笑)

その方が安全な気がするし(`・ω・´)ゞ

昔好きな女の子の家に電話かけて、何か話が噛み合わないなぁと思ったら、その子のお姉さんだったことがあったな……。

そんな楽しい経験今はできないんだろうね。したくないか(笑)

その逆の経験もあったり。

夏休みに兄の友達が電話をかけてきて、私が出て宿題を聞かれたので自分の友達だと勘違いして絵日記だって答えたら冗談だと思われたこともあったな……。

そのときの兄は高校生で私は中学生。たぶん英語の宿題で英語で絵日記書けとかそんなのだったような。

争いの起きにくい環境で、穏やかで優しい人間として子供を育てたら、攻撃性ゼロの穏やかな人間が育つだろう、とやってみたら、実際にはそのようなことはなく、むしろ反対の結果、つまり、ほんのすこしの刺激で攻撃な反応を示す人間になってしまった。

これ本当?

ってことは一人っ子は攻撃的ってことかな。そんな気もするし、いろいろな要因が影響しての結果のような気がしないでもない。

突入してきた機動隊に紛れて、機動隊の恰好をした犯人が逃げるやつ

って言われるといろいろありそうだけど、個人的には「インサイド・マン」かな。観てないけど、観た過ぎて小説になってたやつを読んで終わった作品(笑)

まったく世の中、何がきっかけになるか分かったものではない。

その通り。そしてきっかけがあればある程度行動できたりする。逆にきっかけがないと行動せずに終わることも多い。。。

わからないところ

最後の方に「渡り鳥に、渡る時期を教えたやつのせいか」って台詞があって、いまいち意味がわからず何かの引用かと調べてみたけど違った。

集団の規則を平気で破るやつのことを言い換えていると思われるんだけど、渡り鳥に、渡る時期を教えたやつは集団の規則を平気で破るやつってことだよね。

もし教えなかったら(規則を破らなかったら)、どうなってるのかな。

みんなどこにも渡らずにいるのか好き勝手に渡っていくのか。ここはちょっとよくわからない流れ(´・ω・`)

調べた言葉、作品

P95トートロジー 

「トートロジー」の意味は読み方:とーとろじー 同語反復のこと。Weblio国語辞典では「トートロジー」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。

P110 白昼の死角

P110 青の時代 

伊坂幸太郎作品

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