文庫本入手
確か平積みされてて、帯の文章に惹かれて購入。
もしも「過去」を修理できるとしたら―?
そんなん書かれてたら買うでしょ(笑)
解説が中村航でそこだけは微妙に感じたけど。。。
この頃は「ビブリア古書堂の事件手帖」を読んでてて、ちょっとラノベよりの本にアンテナが反応してた時期。なので、この本以外にも「真夜中のパン屋さん」とかそういった感じの本を買ってたりします。そのうち読みます( ´ー`)フゥー...
感想
「るり姉」を読んだあとに何を読もうかなぁとあれこれ手に取ってこれにしたんだけど、そのときちらっと「珈琲店タレーランの事件簿」の解説を読んでいて、その解説がこの小説のことだと思っていたのよね。。。
「珈琲店タレーランの事件簿」の解説にミステリが弱いって書かれていて、最初読んでるときは確かに弱いなぁと感じていたので。
後半になるとミステリってほどでもなくなるんだけど、よく考えたらこの作品どこにもミステリ作品なんて書いてないんだよね(汗)
良いってほどでもないけど悪いってほどでもない作品。並よりは面白いかな。5点中3.5点くらい。
黒い猫のパパ
丸く収まったけど、全然関係ない人かもしれないじゃんと思わないこともない(笑)
茜色のワンピース
見つかって良かったような、今さら見つかって悲しいような。酔っ払っていたのに、そのときの情景を真実とするってのはどうなのかしらねぇ。
季節外れの日傘
ちょっとミラクル過ぎる。
光をなくした時計師
いきなり恋仲になる。なりそうでならないとかかと思いきや、あっさり(笑)
虹色の忘れ物
記憶がないとかずるいでしょ。てか、生きてたんかいっ(笑)
ネガフィルムが出て来た。久しぶりに聞くね。そういえばデジカメ世代の方々は知らないんのか。。。
アイビーって何かと思えば植物ですね。一般人は植物の名前くらい知っているってことなのかしら。。。
回覧板って今ないのかな。独り暮らしだと自治会とか入っていないからわからないけど、子供の頃は回覧板よく回してたけど。班長によるんだったか、逆回りになったりするんだよね。
主人公の祖母が美容師なので、途中「美容師になったのが祖父母の影響かどうかは、考えてはいけないことになったのだ」って文章があって、これは何かの伏線なのか、伏線と見せかけて忘れ去られるやつなのかと一応付箋しておいたら、きちんと伏線でした(・∀・)
まあ付箋したの忘れてたけど(汗)
太一が良いね(゚∀゚)
あーいう適当な感じのかキャラクター好き(・∀・)
もしかしたらとは思っていたけど、これ続編あるやつだった。。。
来年あたり買って読み進めます(`・ω・´)ゞ
あらすじ
仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて…。どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。
帯紹介文
表
もしも「過去」を修理できるとしたら―?さびれた商店街で待っていたのは、不思議でやさしい時計屋さんでした。
裏
過去というのは個人にとって、記憶すなわち思い出であり、その思い出の色を変えることはできる。(中略)
苦しい思いでも、ときに鮮やかに、優しいものに変わる。凍っていた時間が、ゆるやかに氷解していく。止まってしまった時計が、再び時を刻み始めるように。 中村航(解説より)
好きな台詞
それまでただ木でしかなかったものが、季節が変わると急に個性を露わにする。自分らしく華やぐときが、時が経てば人にもやってくるものなのだろうか。